相差へ公共交通だけで行けるか
最終更新 2026年8月22日
- エリア
- 鳥羽
- 種別
- 歩く
- 屋内外
- 屋外
- 移動
- バス・車
- 季節
- 通年
行ける。乗り換えも要らない。相差(おうさつ)に鉄道の駅はないが、鳥羽市が運行するかもめバス「鳥羽〜国崎線」が鳥羽バスセンターから相差(石神さん前)まで直通している。ただし行きと帰りで発着する停留所が違い、日中には2時間以上便が空く時間帯がある。以下は2026年8月時点で公開されている情報にもとづく。
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出典: Miyuki Meinaka, Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
乗るのは鳥羽駅ではなく鳥羽バスセンター
鳥羽市の案内では、乗り場は「JR鳥羽駅、近鉄鳥羽駅から徒歩3分ほどのところにある鳥羽バスセンター」で、「鳥羽〜国崎線の国崎行き」に乗って「相差(石神さん前)」で降りる。市はそこから徒歩10分ほどと案内している。
面倒なのは帰りである。市が公開している石神さん方面の時刻表では、相差から戻る便の行き先は「鳥羽マリンターミナル行き、鳥羽駅行き(一部鳥羽小学校行き)」となっており、着くのは鳥羽駅であって鳥羽バスセンターではない。市の時刻表ページにも「鳥羽駅停留所に停まらず鳥羽バスセンター停留所で発着する便や、鳥羽バスセンター停留所には停まらず鳥羽駅停留所で発着する便がございますので、バス発着停留所にご注意ください」と注記がある。
行きに使った乗り場で待っていれば帰れる、という前提は置かないほうがよい。往復で乗り場が入れ替わる路線である。
本数そのものより、日中の空きのほうが効く
2026年8月時点で公開されている時刻表(令和8年4月1日改正)では、鳥羽バスセンター発の相差方面が平日11便・土休日10便、相差発の鳥羽駅方面が平日11便・土休日10便。一日を通せば足りるように見える。
問題は間隔が均等でないことである。平日の相差方面は午前11時台の便の次が午後1時半すぎまでなく、相差発も昼過ぎの便の次が午後3時近くまで空く。土休日もほぼ同じ位置に昼の谷ができる。
所要時間は市の案内で約40分。時刻表の各便で見ると、速い便で34分、遅い便で51分と幅がある。
つまり相差での滞在時間は自分の都合では決められない。復路の便を先に選び、そこから逆算して往路を決める順序になる。
何時から何時まで動けるか
相差方面の始発は鳥羽バスセンター発の午前6時台(土休日は7時台)、最終は午後8時台。一方、相差発の最終は午後6時台で、鳥羽駅に着くのは午後7時台になる。
夜まで便が残っているように見えるが、遅い時間に相差へ向かう便はあっても、そこから戻る便はもうない。日帰りで組む場合の実際の締め切りは、往路の最終ではなく相差発の最終便である。
運賃は片道600円。往復するなら周遊券のほうが安い
鳥羽市が公開している鳥羽・国崎線の運賃表では、鳥羽バスセンター・鳥羽駅を含むゾーンから相差を含むゾーンまでは600円(2026年8月時点)。支払いは降車時で、市はかもめバスで交通系ICカードが使えるとしている。
かもめバス周遊券は1日券が大人1,000円・小人500円、2日券が大人1,500円・小人800円。単純に往復すると1,200円なので、相差を往復するだけで1日券のほうが安くなる。販売は鳥羽バスセンターの窓口と、伊勢志摩のデジタルチケットサービス「ぶらりすと」。窓口には営業時間があり、時間外の販売は行っていないと市は案内している。ただし窓口時間は市の掲載ページによって記載が食い違っているため、窓口で買うつもりなら事前に直接確かめておくこと。
このほか、石神さん方面の時刻表には近鉄「まわりゃんせ」と三重交通「みちくさきっぷワイド」でも乗車できると記されている。伊勢志摩を通しで回る切符を持っているなら、そちらが使える。
曜日で選べる便が変わる
土曜・休日には、鳥羽展望台を経由して相差へ入る便が設定されている。通常の便より時間はかかり、帰りの展望台経由便は鳥羽駅ではなく鳥羽バスセンターに戻る点も通常便と異なる。
市はまた、土日・祝日のみ鳥羽小学校〜石鏡港線でも相差(石神さん前)まで行く便があると案内している。平日の時刻表だけを見て本数を判断しないほうがよい。
なお時刻表には、8月13日〜15日と12月30日〜1月4日は土曜・休日ダイヤで運行すると注記がある。お盆と年末年始は、平日にあたる日でも平日ダイヤではない。
一緒に考えたほうがいいこと
この路線は鳥羽駅から相差までの間に、鳥羽水族館前・本浦港(かき小屋)・海の博物館といった停留所を通る。市の時刻表にも「本浦港(かき小屋)・海の博物館から相差、石神さんへ向かうことができます」と添えられている。
冬に浦村の牡蠣と組み合わせるなら、同じ一本の線上にあたる。鳥羽水族館も同じ線の途中にある屋内施設で、天気が崩れた日の行き先として置きやすい。周遊券が生きるのはこうした途中下車を挟む形だが、降りるたびに次の便まで待つことになる点は変わらない。
訪問前に確認すること
- 2026年9月1日にダイヤ改正が予告されている。 市の時刻表ページには「かもめバス『鳥羽~国崎線』の一部ダイヤ改正を実施します」とあり、令和8年9月1日からの時刻表が別に掲載されている。本記事が参照したのは令和8年4月1日改正版なので、9月以降に向かうなら新しいほうを見ること
- 相差発の最終便の時刻(日帰りの締め切りになる)
- 行く日が平日ダイヤか土曜・休日ダイヤか(お盆・年末年始は土曜・休日ダイヤ)
- 運賃と周遊券の額(本記事の600円・1,000円は2026年8月時点)
- 周遊券を窓口で買う場合の販売時間
出典・参考資料
- https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/t_kanri/gyomu/doro_kotsu/kokyo_kotsu/2390.html
- https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/t_kanri/gyomu/doro_kotsu/kokyo_kotsu/1642.html
- https://www.city.toba.mie.jp/material/files/group/45/isigamisantime.pdf
- https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/t_kanri/gyomu/doro_kotsu/kokyo_kotsu/1511.html
- https://www.city.toba.mie.jp/material/files/group/45/tobakuzaki.pdf
- https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/t_kanri/gyomu/doro_kotsu/kokyo_kotsu/2514.html
- https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/t_kanri/gyomu/doro_kotsu/kokyo_kotsu/1910.html